ごあいさつ

あなたと、故人。共に生きた日々と語り合える将来
その時間を繋ぐのは「儀式」ではなく、やっぱり「人」。

長年、多くの葬儀に関わってきた私が、どうしても忘れられない場面があります。
その葬儀には祭壇はなく、遺影と故人の好きだったお花を飾り、柩を囲むのは家族だけ、時間に追われることもなく、みんなが故人との別れをゆっくりと惜しん でいる。故人と共に過ごした日々を懐かしむ気持ち。「あなたがいてよかった」と、心から感謝する気持ち。優しく穏やかな時間でした。そんなな場に立ち会 いたくて、私はずっとこの仕事をしていると思います。

 

最近は、家族、親族によりゆっくりとお別れのできる家族葬、直送(荼毘)のご希望が増えています。費用をおさえるためだけではなく、故人とあまり関わりのない方々が参列する盛大な葬儀は何となく形式的、対外的に思える事もあるからでしょう。葬儀もだんだんと本来の姿に戻ってきているように思います。

 

葬儀サポート協会は、規模や形式に関わらず、どのような葬儀もサポートしています。個人的には家族葬が好きです。思い切り泣いてもよい、思い切り「想う」からこそ、故人は「この人達と人生を過ごせて良かった」と思えるでしょうし、故人との繋がりを温かいものとしてずっと心に留めておけるでしょう。その点、家族葬は「葬儀の原点」だと思います。

 

私達が、ご遺族に提案する事があります。
それは、「お手紙を書きませんか」と、「故人への個人的な想いは、周りに人がいたらなかなか素直に口にできないかもしれない」。
「ありがとう」の一行でもよいと思います。
最後にそっと柩に入れるその手紙はよりご遺族と故人を繋ぐものと私達はいつもそう感じています。

 

葬儀は残されたもののためにおこなわれるという意味合いも強くあります。残された人々が故人の死をいかに心の中で受け止め、そして心の整理をつけるための儀式であると思います。

 

全国の世論調査によると、葬式や法要のあり方について「なるべく簡素に行う」と答えた人は9割を超えたそうです。「自分の葬式にはどのような人に参列してほしいと思いますか」という問いに、「家族、親戚、親しい友人、知人」と答えた人が35%と最も多く、「家族だけ」16%、「家族と親戚」14%と合わせ、6割以上の人は家族中心の葬儀を望んでいるとありました。また、「高齢で亡くなる方が多くなり、葬儀への考え方が年配の人を中心に変化しているようです。故人を知らない人が参列する大規模な葬儀へ疑問を感じる方が増える傾向にあることが伺えます。

goaisatsu_daihyo.jpg「葬儀って、想儀だと思います」。
自分の両親の葬儀の記憶がほとんどありません。「やっぱり冷静でいられなかったんでしょう」だから悲しみの渦中にいるご遺族の気持ちがよくわかります。
どんな形でもご遺族のために、微力ながらもお手伝いしたいと思います。

葬儀サポート協会 代表 小松 通
秋田県大仙市 出身